ホームステイは無理だったの巻 その2
これは俺のホームステイ体験談である。(ちょい長め)
ホームステイに過度な期待を抱いているそこのあなた!
泣き濡れた夜は数知れず!
便秘と下痢に悩まされた日々!
自分の部屋で過ごす無駄な1日!
人間なんてらら~ら~らららら~ら~な憂鬱な夜!
いってみよー!
※ホームステイがダメとは決して言いません。
ホームステイ タイ米☆パラダイス編
お世話になった家庭はフィリピーノ。
軽く挨拶を交わし、いざ部屋の案内とルール説明へ。
大体予想はしていた。
シャワーは15分、22時までに。飯いらないときは連絡。
動画とかのダウンロード禁止。洗濯は土日どっちか週1でなどなど。
部屋はこじんまりとしていた。
光が差し込まない寒いベースメント。
ベッドに横になるとはみ出る足。
椅子に腰掛けると少しづつ動く斜めの床。
独房かな?まじ不安☆
こうして俺のホームステイ生活は始まった。
俺と話さないときは基本タガログ語。
ってか素人の俺でもわかるたどたどしい英語。
ホスト「アアイアー何て言うんだっけ・・・アーン・・・ヌゥーン・・・忘れちゃった。」
まじ不安☆
食事はまぁ悪くない。3食ちゃんと作ってくれたし。
好きな時間に作ってくれたものを食べるスタイル。
なので、みんなでって訳ではなかった。
奥さんが料理好きということもあっていい方だったかな。
しかし許せない。
明らかに水分調整しくじってる硬いタイ米。しかもエブリデイ。
そしてバナナがインしてる謎のスープ。
味っ気のない鶏肉。
そもそも量が少ない。
そして俺はこっそりキッチンに忍び込み、チョコブラウニーを食べた。
部屋がとにかくくそだった。
この頃にはだいぶ俺の不満も溜まっていたので、エージェントを通して部屋を変えてもらえないかとお願いした。
あとシャワーが弱い。
日本と比べるつもりは毛頭ないが、それにしても弱い。
ベースメントにあったので、言わば俺だけのシャワールーム。
家族が使ってるシャワールームを使わせて欲しいと併せてお願いした。
幸いなことに、同時期にブラジルからの留学生が来る予定だったらしいが、ビザでしくじったらしく来れなくなったとのこと。
その部屋に移動の許可が下りた。シャワーもいいよとのこと。
いよいよ釈放される。
差し込む光とダブルベッド。(最初からこっちにしろや!)
そして、期待を胸いっぱいに膨らませてシャワー浴びるも変わらない水圧。
俺はひどく落胆した。
早々に次の家を探し、さっさとこの家から離れる決意をした。
2週間経つ頃、俺はだいぶイライラしていた。
なんせ慣れない異国の地、しんどい学校、そしてこの家である。
部屋に籠ってRadioheadを聴くのはもうごめんだ。
次が無事決まっていたので、1週間早めに出た。
前夜に親父と歌ったHey Judeは忘れない。
感動のお別れの欠片もなく、あっさりとお別れした。
ホームステイ 加速する引き籠り編
次の家はe-Mapleで探し、見学して決めた。
カナディアンの旦那さんと日本人の奥さんと可愛いベイビー。
同じベースメントでもここまで違うか、と思わせるような温もりのある部屋。
シャワーもいい感じで夜中もOK。門限なし。
即決だった。
ただし、次の入居者が決まっていた為20日間だけ。
朝は自分で、弁当は夕食の残りを詰めて持っていく。
夕食は呼びに来てくれてみんなで食べる。
肉多めでたまに手作りの寿司。
前の家と比べたら月とうんこである。
夕食時には、話を振ってくれるも聞き取れない俺。
明らかにゆっくり話してくれているし、難しい言葉は使っていない。
しかし聞き取れない、答えられないという悶々とした日々。
奥さんが通訳してくれるもそれが腹立たしい。
もちろん自分に対してだ。
何回か宿題の質問をしたりしたが、不思議なことに壁を作っている俺がいた。
優しく接してくれている。気を遣ってくれている。
なのに何故か積極的になれない俺がいた。
完全に自分のせいである。
自分の気持ち、言いたい事が言えないもどかしさ。
徐々に会話する機会を自分で減らしていった。
結果、俺は引き籠った。
そんな日々が続き、あっという間に引っ越しの日。
楽しいとは言えないが、満足だったしお世話になった。
何より申し訳ない気持ちで一杯だった。
しかし、得られたものは大きい。
圧倒的勉強不足。これから何をすればいいかわかったことが収穫だった。
以上が俺の体験談。
盛ってもないし嘘もついてないよ!
俺みたいな引き籠り体質の人は要注意かな。
英語さえ・・・英語さえできればっ!
と思っていたけど違うよね。
自分から話す、会話を広げていく。
英語ができないなんてホストはわかってるよ。
他人任せじゃダメね。話しかけてくれるのを待ってちゃダメね。これ俺ね。
英語のせいにしてたら何も変わらないZE☆
その後、ゲストハウスで10日間過ごし、今のシェアハウスに住んでいる。
忘れられない経験になったなーホームステイ。
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