グレイハウンドとメガバスどっちがいいの?
アメリカを旅したとき、この2つにはだいぶお世話になった。
街と街との距離が遠すぎる場合を除き、俺はほとんどの移動をバスで済ませた。
なにより安い!節約貧乏旅行にはもってこいの交通手段だ。
アメリカの航空会社は受託手荷物代金取るじゃん?25ドルくらいするじゃん?
その金額で全然バスのチケット取れるからね。
そこで、アメリカの主要都市を網羅しているこの2つのバス会社、グレイハウンドとメガバスどちらがいいかって話をしよう。
※時と場合によって飛行機を使うのも大切です!時は金なり!
グレイハウンドはどこでも行けるぜ!
もういいわ!ってくらい乗りに乗りまくったグレイハウンド。
ぼろっぼろのバスにあたったこともあったし、乗車寸前で「ごめん、バス壊れとるわ、今代わりのやつ持ってくる。」なんてこともあった。まじしっかりしろよって(笑)
そんな愛されてる(?)グレイハウンドを使えばアメリカのほとんどの街に行くことができる。
思ったより快適だった
まずグレイハウンドの良いとこを書いていきます。
カナダでもそうだったけど、アメリカも時間にルーズだよね。
でも大体乗ったバスはほぼ定刻通りに到着した。
出発も遅れることはあるけど、ほとんどの便が定刻通りでちょっとびっくりした。
日本だったらそれが当たり前なんだろうけどね。
そして車内で騒がしい若者の軍団に遭遇したとき、運転手は「おい、うるせーから静かにしろ。」とアナウンス。
運転技術も然ることながら、車内の安全と環境に配慮してくれる。
勿論これは運転手によるけどね。
いきなりバスが停まったと思ったら、運転手が「ごめん!漏れるぅぅ!」
車内アナウンスが半端なく長い人、超無口で何も言わず発車する人。
でも総合的に見ればかなり優秀だと思う。
早期予約で割引もあるし、俺みたいに数十本と乗れば20%OFFのチケットをポイントで交換できたりするよ!
設備はコンセントにWi-Fiとトイレ完備。
コンセントが壊れている席にあたったことがあるけどね。
バスステーション(バスディーポ)があるので雨風は凌げるし、セキュリティの人が常時うろついてるので割と安心感はある。
でも荷物の管理はしっかりしないとあかんで!
安かろう悪かろう
Wi-Fiがあるけど速度はお察し。
もはやあるだけありがたいと思えやって感じ。
トイレも期待しないほうがいい。うわっ汚っ!ってレベルにはあたってないけど、お世辞にも綺麗とは言えないかな。
なので座席を選ぶ際はなるべく前の方を選ぼう。
後ろだとトイレの芳しい香りが漂ってきます・・・。
バス内だってゴミが落ちたままのときもあるし、シートが汚いバスもある。
そうこのシート、布製のよくあるシートじゃなくて革らしきシートの場合、ブレーキが強いとおけつがスルッスル滑るので注意。
ハイウェイを走ってる時はいいけど、街中は常時スルッスルだからね。
あと真夏でも上着は持っていこうね。
エアコンがガンガンに効いてるからまじ寒いよ。
俺は上についてるエアコンの風量調節するツマミが壊れてて、常時風量MAXの状態があったからね!
あと安いだけあって客層はちょい悪め。
危ない目に遭ったことはないし、嫌な思いもしたことはない。
しかしここはアメリカ、DEBU率が半端じゃない。
夜行バスで隣がDEBUだと辛いだろう。俺は幸いにも未経験で済んだ。
バスディーポ内は割と安全って書いたけどそれは中の話。
外はモヒカンがヒャッハーしてる状態の場所もある。
お金くれ、タバコくれは日常茶飯事。鬱陶しいことこの上なし。
日が暮れるとそこは世紀末になるのでくれぐれもご注意を!
このバスディーポは気をつけなはれや!
俺が経験した話限定になっちゃうけど、少しでも参考になれば。
・クリーブランド
外に黒人うろつきすぎ。タウンタウンから少し離れてるし周りには何もないから余計に危なっかしい。
・シカゴ
人多すぎなのにそんなに広くない。
・ミネアポリス
外に黒人(略
・ロサンゼルス
バスディーポ界のデンジャラス王。ひたすら危ないことで有名。
俺は夜の雰囲気を味わえなかったけど周辺がもう危なっかしさ全開。
・サンディエゴ
待合室外ですやん!
・ヒューストン
外に(略
その周辺もホームレス多め。
ま、大体どこも似たりよったりかな(笑)
メガバスはどうよ
まずグレイハウンドと大きな違いは2階建てバスってこと。
そして席の予約もできちゃう(別料金)から、時間ギリに行っても座れないってことがない。
設備はグレイハウンドと大差ない、シートが布製なので滑ることもない。
予約席は変な革が被せてあるのでスルッスルするから注意です(笑)
因みに、俺のおすすめ座席は階段登ってすぐの席。
前が階段じゃなくて後ろが階段の席ね。フルリクライニングできるから夜も快適!
すぐ近くにゴミ箱代わりのビニール袋があるけど気にならないし!
トイレは1Fだから匂いも大丈夫!
ここの強みは早期予約だと1ドルでチケットが買えちゃうこと!
早ければ早いほどいいので、予定が決まってるならさっさと取っちゃいな!
仮に予定が変わっても数ドルならポイっと出来るじゃん?
あと旅行者にとって便利なのは、予約のe-チケットの画面を見せるだけで乗車できちゃうところ。
グレイハウンドはプリントアウトかWill Call(バスディーポのキオスクかカウンターでチケットを引換えてもらう)になるからひと手間掛かる。
それがメガバスなら「はい、これ予約番号ね。」って見せればOK!荷物預けるのにもタグ必要ないし楽だぜー。
外で待機は堪える
メガバス最大の弱点、それはバスディーポがない乗り場がある事。
要は外で待たなくちゃいけないって訳。
雨降ったり真夏の炎天下だったり雪降る日だったらそりゃきびしーよね。
ってことは、降りる場所も道端ってパターンになるからね。
さあ着いたぜ、で土砂降りだと切ないね・・・。
ユニオンステーションに併設されてればラッキー。
あと路線がグレイハウンドより圧倒的に少ない。
主要都市はほとんどあるっちゃあるけど、ここからあそこは行けないのかよ!ってことがしばしば。
本数が少ないので選べる時間が限られてるし、ちょっと勝手が悪いかな。
そんな感じで両者の違いを書いてみたけど、正直どっちもどっちかな!(笑)
値段や時間と相談して決めてください!
そんな俺はメガバス派。
【おまけ】隣の席を死守せよ
アメリカ貧乏旅行には必要不可欠な存在の長距離バス。
夜行なら宿泊費を浮かせられるし!
そこで重要になるのが隣に誰もいないこと。
快適度が段違いです。狭いスペースではあるけども横になれる。
まず乗車時間の30分前に並ぶのは基本。
そして乗り込み隣にバッグを置き、せわしなくバッグを漁ってなにか探してるフリをして「俺今忙しいねん。」アピールをして誰も寄せ付けないようにしよう!
しかめっ面で話しかけづらい雰囲気作りも大切!
それでもいっぱいになってきて隣いい?と言われたら、笑顔でいいよと言ってあげましょう!
これで俺は散々乗ったのに3、4回くらいしか隣はいませんでした!(笑)
それじゃみなさん快適なバス旅を~!
せっかく経験したし、日本も長距離バスでどっか行ってみようかな!
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